世界の政治・経済・言語・文化・歴史を学ぼう!静岡県立大学 国際関係学部

静岡県立大学 国際関係学部 大学院国際関係学研究科

学科紹介

国際関係学科

国際政治経済コース

政治・経済・法律を中心としたアプローチ

 当コースでは、現代の様々な国際問題を理解するために、政治・経済・法律の3分野からアプローチできるカリキュラムが組まれています。たとえば、環境や貧困など現代の国際問題は、政治・経済・法律が複雑に絡み合って発生していることから、ここではこれらの問題について多角的に理解を深めることを目指しています。

 当コースは、広い視野で物事を把握する能力を養い、国際社会で活躍したいと考えている人に向いています。また当コースでは基礎から応用へ、という段階的な学習を体系的に積み上げることができるようにカリキュラムが組まれています。つまり1年次の政治・経済・法律の入門・基礎科目に始まり、2・3年次の本格的な専門科目へと展開していきます。

 さらに当コースでは、少人数クラスで各教員からきめの細かい指導を受けながら、専門分野の学力を高めることができます。まず1年次には、「国際政治経済特殊研究」という少人数制のクラスが設置され、専門の学習を進める上で必要な基礎技術(文献読解・口頭発表・レポート作成・討論等)の習得を目指します。3・4年次には、1学年5名前後の「演習」を履修します。そこで2年間、自身が最も興味をもっている領域について、より深く掘り下げて勉強し、その成果を卒業論文としてまとめることになっています。

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
少人数によるゼミナール
少人数によるゼミナール
学生によるプレゼンテーション
学生による調査研究のプレゼンテーション

在学生の声

高須史奈

国際政治経済コース 3年
高須史奈

開発経済学への興味

私は高校時代、日々流れてくるニュースを聞き、どうして平和を望む人が多くいるのにもかかわらず、貧困や紛争はなくならないのか、という疑問を抱いていました。そのため大学では、貧困や紛争の背景にある出来事や歴史、支援方法を学びたいと思い、国際関係学部への入学を決めました。

国際政治経済コースでは、あらゆる国際問題について政治・経済・法律の3つの視点から学ぶことが出来ます。国連・EUなどといった国際機関、景気動向、各国の大統領選など日々変わりゆく国際情勢をリアルタイムで学ぶことができるのが面白いところでもあります。2016年のアメリカ大統領選やイギリスのEU離脱選挙の時期の講義は毎回、非常に楽しみにしていました。また、1つの問題について3つの視点から学ぶことによって、ものごとをより深く理解することが出来ます。それぞれアプローチの仕方は異なりますが、どの分野においても共通する部分もあり、そこが国際政治経済コースで学ぶ醍醐味であると感じています。

私は、1・2年次に政治・経済・法律の様々な授業を受け、その中でも特に開発経済学に興味を持ちました。そのため、途上国の経済発展や援助などについて学べる島田先生のゼミを選択しました。ゼミでは、「援助で貧困はなくなるのか」について書かれた本を読み進め、疑問点や自分の意見をゼミの仲間や先生と議論することで理解を深めています。途上国への支援といっても支援方法には様々な種類があり、途上国のニーズに合った支援方法でその国の自立を促す必要があり、一筋縄ではいかないということを学びました。また、卒業論文では、発展途上国の経済発展と国際観光をからめて論文を書いていきたいと思っています。具体的な研究テーマはまだ決まっていないので、これから様々な文献を読んだり、ゼミの仲間と意見を交換することによって自分の考え方を深めていき、オリジナリティのある研究テーマを見つけていきたいと思っています。

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卒業生の声

大森司 

外務省で仕事をしています

1997年卒業
外務省南部アジア部南東アジア第一課 課長補佐(タイ班長)

大森司 

 首脳会談の様子を伝える報道写真を注意深く見ると,身をかがめて首脳間のやりとりを仲立ちする通訳の姿を発見することが出来ると思います。現在,外務省においてタイとの二国間関係を担当する私も,日本とタイの政府要人の会談が行われる際は,現場で通訳を行う他,議題の調整等の事前段階から携わるという役割を担っています。

 私は,専門職員採用試験を経て外務省へ入省後,東京・霞ヶ関の本省においては,東南アジア諸国連合(ASEAN)関連,ラオスやタイの二国間関係を担当し,海外に所在する日本大使館では,在タイ日本大使館に二度勤務しました。また,「タイ王国」の専門家として,政治,経済,社会等,タイに関する様々な情報に触れ,入省して初めて目にしたタイ語の習熟にも,日々取り組んでいます。

 外交官になることは,私の中学生時代からの夢でした。国際関係学を学ぶことの出来る大学が限られていたとはいえ,東北地方出身の私にとって遠く静岡で生活することは大きな挑戦でした。しかし,学際的なカリキュラムを有し,様々な地域と分野で高い専門性を有する先生方が教授陣に並ぶ大学で学んだことは,外交官になる夢(より現実的な言い方をすれば,公務員試験に受けること)に向けて,大学時代を通じ,私として強い意欲を持ち続けることに繋がりました。特に,六鹿茂夫先生のゼミにおいて,卒業後の進路を明確に定めて切磋琢磨する仲間を得たことは幸運でした。

 また,大学を思うとき,周辺の街路樹や近隣の緑地の四季折々の鮮やかな変化や,教室の窓から望む富士山の姿を忘れることは出来ません。日本の自然の多様性や美しさに惹かれ,毎年多くの外国人が日本を訪れますが,学舎にいながらにして,そのような美しさに触れることが出来る素晴らしい大学だと思います。皆様が,本学で学ぶ機会を得ることを,心から祈念いたします。 

卒業生の声

大沼廉

役に立つ日が、きっとくる 激動の情勢で思い出す、県大での授業

2009年卒業
共同通信社 大阪支社編集局 写真映像部 記者

大沼廉

未来というのは、つくづく予想できないものだ。

 

私が大学で国際関係論を学んでいた時は、「欧州統合はどこまで進むのか、欧州は中東とどこまで歩み寄れるか」といった類の青臭い予想図を描いていたし、「アメリカの現職大統領は、原爆を落とした地に来るわけがない」と決め込んで、実にさめた境地でプラハ演説を解読していた。

 

それが今や、大英帝国は国民投票の末に欧州連合(EU)との別離を選んだ。欧州と中東の歩み寄りはどこへやら、テロと押し寄せる難民・移民に西欧は頭を悩ませている。一方でアメリカは現職の国務長官と大統領が、相次いで広島を訪問し献花することを認めた。

 

そして、特に広島での一連の出来事をカメラのファインダー越しに目撃する日が来るなんて、某教授の授業中、隣に座っていたJ君に「おい、起きろ」と何度も小突かれていた私には想像できなかった。花輪を持ち、広島の平和記念公園にある慰霊碑に向かうオバマ米大統領の姿を捉えた時、シャッターを切る右手は震えが止まらなかった。報道写真の世界に飛び込んで5年目、毎日必死に歴史を記録しようと奮闘している。

 

大学卒業後に大学院で国際関係論の修士号を取得した。現在、通信社で写真記者として働いていると、分単位で激動する国内外の情勢を目の当たりにする。どこそこで爆発、どこぞの国の関係筋が「●●」と発言、などなど。そのたびに、「ああ、そういえばこの国はもともと宗教上の対立で不安定な情勢だったって、●●先生の授業で聞いたぞ」「この地域、どんな特徴があったかな。あの授業やゼミでも話題に上がったな」と思い出す。そして、今起こっている問題の本質を、深く知ろうとする。ざっくりとした言葉に置き換えると、県大での数々の授業は、取っ掛かりになってくれている。県大で学ぶ意義はそこにあると私は今実感する。国際関係論という、一言では説明のつかないこの言葉の下では、何でも学べる。それは深くなくてもいい。きっと、自分が意図しないタイミングで役に立つ。無駄なことがないのだ。少なくとも、私にとっては。

 

こんな偉そうなことを宣っていると、あんなダメ学生、厄介者がよく言うよ、と仰る先生方や先輩、同級生、後輩が多々いらっしゃる事かと思う。居眠りばっかりしやがって。仏語の授業、再履修したくせに。私がこうして「卒業生の声」を書くなど、その時どきに誰が予想しただろう?

 

やはり、未来というのは、くせものだ。

卒業生の声

荻原 宏

「語学」と「歴史」は勉強しすぎてもし過ぎということはありません。

1993年卒業
在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官(WTO紛争処理担当)

荻原 宏

私は豪州のグリフィス大学で修士号を取得の後、在豪州日本大使館で勤務、その後本省に戻り、北米第二課(米国との経済関係担当課)、国際機関第一課(WTO担当課、現在の国際貿易課)に約3年ずつ勤務しました。その後、欧州連合日本政府代表部勤務を経て、2006年5月より、在ブルネイ大使館で、わが国とブルネイの経済連携交渉等(Economic Partnership Agreement、EPA)を担当していました(写真はその当時のもの)。外務省経済局経済連携課勤務を経て、2012年10月からジュネーブ勤務。

大学時代は、百貨店や塾の講師等のバイトをし、貯めたお金で米国や国内旅行に出かけたりもしましたが、振り返ってみても、ゼミの予習等まじめに勉強したなあと思います。経済学の外国書講読が自分を含め2名しか受講者がいなかったので、手を抜くことができないので大学3年生の時はかなり真面目に勉強しました。豪州で勉強している時に、同じテキストが使われたことがあり、苦労すれば報われることがあると思いました。

大学時代には自由時間が比較的豊富にあると思いますので、海外での仕事を希望されるのであれば、「語学」と「歴史」は勉強しすぎてもし過ぎということはありません。恥ずかしながら、ベルギー勤務で初めてフランス語を勉強しました。仕事は英語でできましたが、子供の幼稚園の先生はほとんど英語を話してくれませんでしたので、フランス語が必須、大変でした。

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教員紹介

※職位・50音順

梅本哲也

[教授]

担当科目
国際政治学
研究テーマ
国際政治、米国政治

前山亮吉

[教授]

担当科目
比較政治論
研究テーマ
政党・選挙の比較研究

六鹿茂夫

[教授]

担当科目
国際政治学
研究テーマ
広域ヨーロッパ国際政治

森山優

[教授]

担当科目
日本外交論
研究テーマ
昭和戦前期における政治・外交

島田剛

[准教授]

担当科目
国際経済学
研究テーマ
国際経済、開発援助、ソーシャル・キャピタル、政策インパクト評価

宮田律

[准教授]

担当科目
中東アフリカ論
研究テーマ
イスラム復興主義、イスラム過激派の思想・活動

飯野光浩

[講師]

担当科目
開発経済学
研究テーマ
途上国経済の国際マクロ経済分析

石川義道

[講師]

担当科目
国際経済法
研究テーマ
WTO(世界貿易機関)の法的分析

小窪千早

[講師]

担当科目
現代ヨーロッパ論
研究テーマ
欧州統合、欧州の政治、フランス政治

坂巻静佳

[講師]

担当科目
国際法
研究テーマ
国際法上の免除、海洋法

佐藤真千子

[講師]

担当科目
現代アメリカ論
研究テーマ
アメリカの政治・外交・国際政治

宮崎晋生

[講師]

担当科目
国際経営論
研究テーマ
国際的な企業間関係、企業戦略と国際関係

北野嘉章

[助教]

担当科目
国際法特殊講義
研究テーマ
国際刑事裁判と国際法

国際関係学科 コース一覧

  • 国際政治経済コース
  • 国際行動学コース
  • 国際関係学科 国際関係を政治経済学と行動学からアプローチ
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