平成26年4月~6月の活動実績

  • 4月19日(土)  「えにしの集い」第1部・シンポジウム『「障害者権利条約批准」「差別解消法成立」をめぐって』にシンポジストとして参加しました。
  • 4月22日(火)~23日(水)  宮城県仙台市にて開催された「障害者も参加する防災:知識を通じて固定観念を変えよう」アジア太平洋地域会議(仙台会議)に出席しました。
  • 4月28日(月)  第12回障害者政策委員会に出席しました。
  • 5月10日(土)  キャンパスプラザ京都にて開催されたシンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」にパネリストとして出席しました。
  • 6月6日(金)  首都大学東京・南大沢キャンパスにて開催される首都大学東京主催「首都大における障がいのある学生支援~差別解消法の施行を見据えて合理的配慮をどのように実現するのか」にて基調講演を行いました。
    20140606首都大における障害のある学生支援チラシ
  • 6月9日(月)~12日(木)  ニューヨーク国連本部にて開催される「障害者権利条約締約国会議(第7回)」に出席しました。
    CRPD締約国会議(国連代表部facebook)
  • 6月15日(日)  静岡市にて開催される「第30回DPI日本会議全国集会in静岡」のシンポジウム「障害者権利条約批准 意義と課題」にシンポジストとして参加しました。

視覚障害当事者による「共同自炊」型電子図書館の実証実験参加者募集のお知らせ

26年度の募集は締め切りました。ご応募ありがとうございました。

1.概要
平成24年度から26年度の3年計画で「視覚障害当事者の共同自炊型オンライン電子図書館を実現するための条件に関する研究」を実施しています。
本研究は、読書のアクセシビリティを当事者中心の共同作業により高めるための方法を、理論と実証実験により提示することを目指すものです。

2.目的
視覚障害者の読書は、長く点字図書館等により支えられてきました。しかし、学術書や教養書の蔵書は十分とはいえず、読みたい本をすぐに読める状況にはありません。
そこで近年、視覚障害者の中にも個人でOCRを利用して書籍の電子化(自炊)を行う人が増えてきました。
誤認識はあるものの、読みたい本をすぐに読めるという利点を持つ「自炊」を共同作業として行えれば、その社会的意義は大きいと考えます。
本研究は、視覚障害当事者の「共同自炊」型オンライン電子図書館を実現するための制度的、社会的条件と技術的課題を、理論と実証実験により明らかにすることを目的としています。

3.実証実験の方法
26年度は、新たに40人の視覚障害者を実証実験参加者として募集し、100人の視覚障害者による「共同自炊」型電子図書館の運用に関する実証実験を行います。
情報提供施設の認定を受けた法人(特定非営利活動法人 支援技術開発機構)が「共同自炊」型オンライン電子図書館の電子図書の制作と公衆送信の責任主体となります。
参加者にはこの情報提供施設に参加していただき、読みたい書籍を支援技術開発機構に譲渡していただきます。
支援技術開発機構の職員は、本の裁断とスキャナによるデジタイズとOCRによるテキスト化を行いますが、テキストデータの校正は行いません。
本は譲渡すると数日で読めるようになります。他の参加者が譲渡した本も読めます。平成24~25年度の共同自炊の成果として、およそ1000タイトルの書籍があります。
それらの本は自分が使い慣れているソフトで読むことができます。
クラウドストレージと参加者の特定のローカルフォルダを同期、共有する仕組みとしてDropboxを採用します。
実証実験期間中に数回のアンケート調査とヒヤリングを行います。アンケート調査の結果は統計的な分析データとして、ヒヤリングの結果は質的な分析データとして、いずれも個人が特定できない形式に加工した上で使用させていただきます。

4.参加要件
実証実験にご参加いただく場合、以下について同意していただく必要があります。
* 資格確認
障害者手帳等で、視覚障害当事者であることが確認できること。
* 情報提供施設入会
実証実験に参加する期間、情報提供施設の認定を受けた法人(特定非営利活動法人 支援技術開発機構)の個人会員となること。
(注):本実証実験は7月開始を予定しております。しかし、支援技術開発機構は年度の区切りが10月のため、1年間の参加の場合でも2年間の会費、2000円をご負担いただく必要があります。
* DropBoxの導入
DropBoxのアカウントを自分で作成すること。
参加者ご自身のPCにDropBoxのクライアントソフトをインストールすること。(インストールのためのサポートはいたしません)
* 書籍の譲渡
今年度の実験期間中(H27年3月末まで)に5冊以上の書籍を支援技術開発機構に譲渡すること。
一度譲渡した書籍は返却しないことに同意できること。
※ 図表や数式の多いOCRに向かない書籍は、支援技術開発機構からその旨参加者にお知らせし、譲渡しないことも選択できるようにします。その際、具体的な図表の量や、どのような図表であるかという問合せには対応できません。
※ 書き込みが多い書籍、ページの折れが多くある書籍は、テキスト抽出に支障が出るため送付しないこと。
※ 裁断された本は譲渡しないこと。
* PDFデータの提供は10冊を上限とする
自分が譲渡した書籍に限り、1年あたり10冊を上限としてPDFデータ提供を依頼することができる。提供するPDFデータの解像度は、原則、白黒400dpiとする。
* 対象外の書籍について
以下については、原則として対象外とすることに同意できること。
・一般雑誌等の定期刊行物
・既に当実証実験でテキスト化され共有フォルダに存在する書籍
・書籍の発行者がテキストデータを提供している書籍(テキストデータ引換券がついている書籍など)
* 書籍の返送料の負担
対象外の書籍を返送する場合や、図表が多くOCRに向かないと判断された書籍を譲渡しないで返送する場合は、着払いにて返送することに同意できること。
* 海外で出版された書籍のテキストファイルの国内限定使用
出版された国にテキストファイルを持ち込むと、当該国の著作権法に抵触するため、日本国内での読書に限定することに同意できること。
* 未校正に同意
OCRによりテキスト化したデータの校正は行わないことに同意できること。
※ 参加者が共有フォルダのテキストファイルを校正し、更新することは歓迎します。
* テキストデータの文字コード
UTF-8での提供に同意できること。
* 共有フォルダへのアクセスログの記録
参加者の共有フォルダへのアクセスログを記録することに同意できること。
* アンケート、ヒヤリングへの協力
アンケート調査とヒヤリング調査に協力できること。
* メーリングリストへの参加
参加者への連絡、情報提供のためのメーリングリストに実名で参加すること。
* ファイル削除の禁止
共有フォルダのファイルを削除しないこと。
* 共有フォルダへのアップロードの禁止
自分のコンテンツを共有フォルダにコピーしないこと。
* 転載や流通の禁止
テキストデータの転載や流通を行わないこと。

5.実証実験の参加手続
下記、お問い合わせ先へメールでお申し込みください。
折り返し、メールにてご連絡を差し上げます。
なお、応募者多数の場合は、無作為抽出にて参加者を決定いたしますのでご了承ください。

6.実証実験のスケジュール
26年5月初旬~6月8日:参加者の公募
7月:実証実験スタート

7.個人情報の取り扱い
参加者の個人情報は、実証実験以外の目的で使用しません。
実証実験において記録したデータやヒヤリング調査の結果は、匿名による集計分析を行い、取り扱いを慎重に行います。研究成果の公表においても、情報は個人が特定できない形式に加工するものとします。

8.参加協力の意志撤回
実証実験への参加は任意です。いったん実証実験の参加に同意された場合でも、いつでも実験への参加を取りやめることができます。

9.問い合わせ先
本実証実験に関するお問い合わせ等につきましては、下記までご連絡ください。

静岡県立大学国際関係学部 石川研究室
E-mail:bookshare-admin@sheep.u-shizuoka-ken.ac.jp

研究代表者 石川 准