はじめに
第1章 感情社会学の成立と展開 岡原正幸
はじめに
1.感情と社会学
2.感情と生理学,心理学
3.感情社会学の諸方向と概念装置
4.新しい社会理論としての感情社会学-可能性と課題
第2章 感情社会学の課題 山田昌弘
1.近代社会の影(シャドウ)としての感情
2.感情の現象論
3.感情と呼ばれるもの-呼ばれないもの
第3章 感情による社会的コントロール-感情という権力 山田昌弘
1.近代社会のなかでの感情の機能
2.感情と「自己」経験
3.「感じていること」と「感じなければいけないこと」
4.感情の存在証明
5.「愛情」の名によるコントロール
6.まとめ
第4章 感情自然主義の加速と変質-現代社会と感情 岡原正幸
はじめに
1.エモーション・コンシャスな時代
2.感情自然主義という文化
3.心の商品化
4.感情・知・自己
5.感情自然主義の変質
第5章 “感情する”秩序-当惑と相互行為秩序 安川一
1.当惑-相互行為世界の出来事
2.当惑と相互行為世界
3.相互行為装置としての当惑
4.当惑の秩序
5.“感情する”秩序
第6章 感情表現と誤解の構造-感情の比較社会学に向けて 石川 准
1.誤解の構造
2.感情と文化比較
3.感情規則の内部構造
参考文献
索引
執筆者紹介