見えないものと見えるもの:社交とアシストの障害学

医学書院 2004

第1章 天然いい人、人工いい人
1 社会学者にしてプログラマである理由
2 ユーザを巻き込むことにより私は開発に釘付けになる
3 道具を作る自由

第2章 寛容の身振りの先にあるもの
1 センサーと引き金
2 感情労働者たち
3 他者をもてなすべし
4 アシストに徹する人々もいる
5 感情管理が破綻し、感情公共性の幕が開く

第3章 人はいつ暴力的になるのか
1 芥川の『鼻』を読む
2 善良であろうとする人々の暴力
3 永遠の愛は人間的ではない

第4章 セクシュアリティのツボ
1 人は自己の特権を侵さない者にそそられるのか
2 私はアンビバレンスに魅了される
3 セックスを脱規格化する

第5章 脱社交的関係
1 ネットオークションの醍醐味
2 地域通貨で昔話を買う
3 「託す」という関係
4 社交、非社交、脱社交

第6章 だれもが元気に、自由に、つつがなく暮らせる社会
1 人は無意味に働きたいわけではない
2 配慮の平等

終章 「1型の障害者」と言いたいのはやまやまだが
1 人は無意味に働きたいわけではない
2 アイデンティティを立ち上げずにポジションを引き受ける

参考文献
あとがき