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演劇でヨーロッパと日本をつなぐ

SPAC(Shizuoka Performing Arts Center 静岡県舞台芸術センター)は、専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う日本で初めての公立文化事業集団で、静岡県が誇る文化財産のひとつです。演劇を通した文化交流をテーマに、所属俳優の永井健二さんにヨーロッパ公演やヨーロッパの演劇人との共同作業などについてお話を伺います。聞き手は、演劇と身体表現の専門家、京都大学大学院の中筋朋准教授です。

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講師プロフィール

永井健二先生

SPAC(静岡県舞台芸術センター)所属俳優。岡山県出身。中学から演劇を始め、大阪教育大学で中・高の家庭科教員免許を取得するも教師の道には進まず、2000年よりSPACに所属。学校での演劇ワークショップ講師など、人材育成事業にも関わりが深い。海外公演や他国との共同制作作品への出演経験も多い。SPACでの主な主演は『夜叉ヶ池』『ふたりの女』『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋』『みつばち共和国』ほか多数。

中筋朋先生

京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。京都大学文学部/文学研究科でフランス文学を、リヨン第二大学とパリ第三大学で演劇学を学ぶ。ディディエ・ガラスの演出助手として、日本人の俳優・ダンサー・音楽家とともに『ことばのはじまり』制作に参加。著書に『フランス演劇からみるボディワークの萌芽-「演技」から「表現」へ』、「日本の演劇理論-近代演劇概念の成立をめぐって」(大浦康介編、『日本の文学理論』)など。